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積極性という言葉

投稿日:2022年07月16日



前に規律性・責任性・協調性そして積極性の言葉の意味を書きましたが、人事評価で皆さんに説明をするときに、積極性とは、自分の仕事に+αを加えること、と伝えています。前提に自分の担当の仕事をきっちり行うという責任ある行動の延長線上に出てくるのですが、ただの+αではなく、創造力というか、何かを創り出すという発想が大事なんだと思うのです。いつも与えられたばかりの仕事に慣れてしまうとこの発想は出てこないと思っています。私は、コンサルタントなので、この現状から、または何もない状態からどうビジネスを創るのか、既存の当たり前にビジネスから新たに深堀をしてビジネスを発展させる、このような無理と思われる現状から創り出していく感覚が重要と思っています。積極性にはこのような+αの視点があると思うのです。
以下は、実際にあった話です。今から7年くらいまえに外資系のコンサルタント企業に再就職をしようとした方がいて、最終面接まで残りました。当時、彼は28歳。最終面接で聞かれた質問はこうです。「あなたは中学・高校とバスケット部とありますが、では、バスケットボールからビジネスを創ってください・・・」という質問でした。回答は大枠省きますが、とっさに応えたことはバスケットボールの材料からのビジネス、それを流通させるビジネス、そしてバスケット人口を増やし、ビジネスをつくるために地域での道路・橋なでのインフラ整備等の都市整備を絡めた内容を一貫性をもって答えたそうです。今は、採用されて管理職マネージャーになり、北海道・本州・アジアと業務を行っているとのことですが、常に次はどうするという感性ようなものがあったのだと思います。積極性は別に発揮しなくとも普段の仕事に影響もでないのかもしれませんが、将来の仕事を楽しくするという視点で見ると大事なことだと思います。


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