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コンピテンシーの考え方

投稿日:2022年08月07日



コンピテンシーという考え方は、弊社でも人事評価の部分で用いる考え方です。意味は、高い業績をあげていく人の行動特性です。人は、同じ指示を受けてもそれに対する行動は、一人一人異なることが多く、同じような業務行動でと伝えても、一人一人の解釈・理解で行動自体が変わっていくことがあります。業務テーマを与えられて、そのテーマの主旨を理解して段取りしてから動く社員、まずは動いてから出てきた現状を踏まえながら動こうとする社員、事前に情報を整理して計画をイメージしてから動く社員、ひとそれぞれです。ただ、結果を残す人は共通の行動特性があって、その行動習慣から導かれるものがあります。この行動特性を調査して目にみえるようにしたのが、アメリカの心理学者デイビッド・マクレランドという学者です。当時、国から依頼された調査から導き出した調査結果ですが、同じ学校を出て、同じような教育を受けて優秀な人間と呼ばれる人が10数年たつと成功している人とそうではない人に分かれることを見ると、このコンピテンシーという考え方は実に意味深いと思います。仕事をすぐにやる人、後回しにしてする人、これも身近なことですが、同じ仕事をするにしても結果に違いがでることがあります。これが10数年つづくと大きな差になってくると思うのです。


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