凡事徹底
投稿日：2021年04月01日
この言葉を身近に感じるようになったのは、2011年11月の時です。この年の3月に東日本大震災があり、その復興に取り組む企業へ訪問するため、苫小牧から仙台までフェリーに乗った時でした。
訪問先の経営者の方とお会いする時、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎氏の講演会に出席していると聞かされて、それがきっかけで鍵山先生の「凡事徹底」という本を読みました。
普段は、1日中、仕事に追われているバタバタした感じだったのですが、この時はフェリーには携帯電話の音もならず、この本だけを読んでいたことをよく覚えています。
独立して23年間を振り返っても、外からの連絡も何もなく、この本だけを読んでいたことは後にも先にもなかったように思います。
今でも、迷うとこの本を手にします。
一つの事を丹念に、一つのことを淡々と、言葉では簡単ですが、一つの事を真摯に何十年も変わらず、自分はできているのか、と思わせてくれる本だと思っています。
自分は、よく忘れるので、忘れたら、この言葉を恩師からの言葉と思って思い返しています。