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人の小過を責めず

投稿日:2022年03月03日



菜根譚のなかで「人の小過を責めず、人の陰私(いんし)を発(あば)かず、人の旧悪を念(おも)わず」という言葉があります。

人の小過を責めずは、人の小さな過ちをとがめるようなことはしないこと。過ちは誰にでもあるもので、小さな過ちで人を責めるようなことをすれば、人は離れていくばかりである。

人の陰私(いんし)を発(あば)かずは、人が表に公表したくないことをあえて公表すべきでない。隠し事は誰にでもあるもので、たとえ、そのことを知ったとしても、それはそれとして黙っているのが、人間や世の中を知っている人のとるべき態度である。

人の旧悪を念(おも)わずは、「あのとき、君は、あんな事をしたじゃないか」というように、過去における人の失敗をことごとく引き合いに出すようなことをしてはいけない。そのような事をすれば人間関係が悪くなるばかりではないか。

これを読んで、この3つの言葉の反対の事を意識していくと、人は離れるのではなく一人、二人と集まってくるのだなと思いましたね。


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