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損益分岐点売上高

投稿日:2021年04月08日



損益分岐点売上高という言葉は、会社経営をしていると、必ずどこかで耳にする言葉です。意味は、損も利益も丁度ゼロになるような売上高はどのくらいか、という数値を示しています。

少し難しいのですが、
売上総利益率30%(粗利益率30%)
固定費300万円
売上高1000万円
とする会社があったとして

売上高1000万円×売上総利益率0.3=売上総利益300万円
売上総利益300万円-固定費300万円=営業利益ゼロ

この営業利益が、丁度「ゼロ」になるような売上高を
損益分岐点売上高と表現します。

会社経営なので、営業利益を作るために固定費を削減するか
売上総利益額を増やすか、のいずれかの方法になるのですが

ここでコスト、原価、ここに目が向きすぎてしまうと
お客様の要求を知る事、お客様と接点を持つ努力をする機会を失い、さらに売上高、売上高総利益額を減少させてしまうことになってしまいます。

コストの削減は、ある程度、努力しても削減の限界は出てきますが、売上総利益を創る事は、即、限界ということにはなりません。

利益という価値をどの視点で見出すか、経営者の大事な視点の一つであると思います。


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